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投稿情報 | 内容 |
NO.188269 エースさん(男性/99歳) 2007/08/12 20:49:22 |
戦争を終わらせる為に…は勝者の理論 失脚した東条内閣に代わり、本土決戦・一億玉砕・一億総武装を唱え就任した小磯国昭・米内光政協力内閣は、米軍の沖縄上陸を機に総辞職したが、代わって内閣総理大臣に就任した鈴木貫太郎は、ポツダム宣言(45年7月)を黙殺して聖戦完遂・本土決戦を唱え、最後の連合艦隊司令長官小沢治三郎に徹底抗戦を命じる一方で、ソビエト連邦を利用した和平の道を模索した しかし、既にスターリンはヤルタ会談(45年2月)の密約にて日ソ中立条約を反古にした対日参戦と、それに伴う南樺太と日本固有の領土である千島列島の占領を米大統領ルーズヴェルトと英首相チャーチルに承服させていた為、この和平交渉は成就する筈がなかった そして、8月8日にソビエト連邦が満州に侵攻した事実を受けて8月9日に御前会議を開催したが、国体護持を条件としたポツダム宣言の受諾を主張する外務大臣東郷茂徳と、聖戦完遂を主張する陸軍大臣阿南惟幾が対立した為、昭和天皇の御聖断により終戦が決定され、翌10日、米・英・中・ソに通告された 以上が終戦までの流れで、終戦と原爆投下は何の因果関係もない 要するに、ソ連の参戦により和平の道を完全に断たれた日本は、降伏か?徹底抗戦か?の二者択一しかなかった 一方、ソ連が参戦すると日本がすぐに降伏する事を危惧した米軍は、一刻も早く最新兵器である原爆を実戦で試す必要があった それで、ソ連参戦後の8月9日には第一目標の小倉が天候不良の為に長崎に変更してまでも投下を実行した 案の定、10日に日本が降伏を通告してきたのでギリギリ間に合った!が本音 因みに・・・ヤルタ会談では対独戦後処理(独の降伏は45年5月7日)や枢軸国を「敗戦国」と扱う国際連合の設置が決定している |
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