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NO.194521 人体実験と光る骨
匿名さん(男性/99歳)
2018/07/27 13:48:17
1943年から、ベルリンのカイザー・ヴィルヘルム研究所に勤務していた医師ヨーゼフ・メンゲレは、送られてきたユダヤ人の双生児たちにチフス菌を植え付け、その反応を調べる実験に着手していた。彼は双生児に大きな関心を持っており、優秀な血統のドイツ人を作れるとしたら、それは一人より二人、一度に得られるほうがいいと。彼はその後アウシュヴィッツに赴任してからも、双生児や女性を実験台にさまざまな研究を続けた。そのため、双生児はガス室に送られず、彼のいる医務室へ連れていかれたのだ。
アウシュヴィッツだけではなく、いくつかの収容所で“医学的”実験が行われた。その多くは軍事上の目的であった。ドイツ軍はイギリス軍の戦闘機よりも高い高度を飛ぶ軍用機を開発したが、その飛行機が撃墜された場合、乗員をどう救出できるか?厳寒期に氷におおわれた海に落ちた兵士をどう蘇生させることができるか?というもので、開頭手術で脳を丸出しにされたり、低温水の中に長時間人間を浸け、冷えきって仮死状態になった状態から蘇生する実験、生きている人間の組織を培養基として、バクテリアを培養し、患者に与える効果を観察するために、麻酔無しで外科手術を行うなど、多くのユダヤ人が人体実験に利用されたが、その大半は死んだ。
収容所は劣悪な環境で、悪臭に満ちたトイレはバラックの中央に流れている下水槽の上に、一段高くなった石の床がずっと端の方まで続いていて、その中央に沿って見張りが歩いている。コンクリート台の上にそれぞれ30くらいの丸い穴が両側に2列にくりぬいてあるだけ。栄養不良で下痢をしている人が多かったが、トイレ時間は一回につき10秒の規定、水洗設備はおろか、チリ紙すらなく、仕切りなども一切なく筒抜けであったため、用を足している最中の姿をさらけ出すという、人間の尊厳が無視された。僅かに生き残った証言に

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