NO.552637 ・MJさん(男性/21歳) 2010/01/04 05:46:14
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私は音楽専門学校のヴォーカリスト養成科に通ってたので、そこで学んだ事をいくつかお話します。 まず大事な事は以下の3つ。
1.その曲の原曲をとにかくよく聴く事。 聴く内に体が曲を覚えてくれます。重要なのは『聞く』ではなく『聴く』事。何かをしながらとかではなく、寝る前にでも目を閉じて音に集中して聞いてみてください。何か気付く事があるかもしれません。
2.自分のキー(音域)に合った曲を歌う事。 『あの曲好きだけどキー高いなぁ…でも歌いたいし頑張ってみよ!』というやる気は大事です。が、あまりに自分の限界音域から離れている曲を無理やり原キーで歌うと声帯を傷めます。自分の音域の確認方法は、ピアノやキーボードをお持ちなら、鍵盤を押さえて音を出しながら声を出します。ファルセット(裏声)までいかない限界の高音が一番上、その声で歌える限界の低音が一番下です。なので、カラオケで歌う場合はキーを自分の歌いやすいように変更するとGOODです。ちなみに、高い音域は訓練さえすればかなり伸ばす事が出来ますが、低音域は最初の限界が自分のMAXとの事です。
3.リズムを感じる。 他人や自分が音痴だと感じる場合、大抵はピッチ(音程)がズレてる事が多いのですが、たまにリズムがズレている場合があります。例えば4/4拍子なのに6/8拍子で拍を取っていたり、原曲は裏拍にアクセントが置いてあるのに、表に置いてしまったり…詳しい説明は音楽理論になってしまうので省きますね。じゃあどうすればいいのかというと、簡単な練習方法は、曲を聞きながら足踏みをしたり、手拍子をする事です。その際に、もし出来たら歌やギターに意識を向けず、ベースやドラムの音に集中してみて下さい。これらは俗に『リズム隊』と呼ばれ、その楽曲の土台になるパートです。リズムを感じるようになれれば、リズムのズレによる音痴は克服できると思います。
他にもいろいろとあるのですが、プロを目指したり、バンドを組みたいではなくカラオケで上手くなる方法という事を前提に考え、割愛させて頂きます。あと地味に重要なのがカラオケに行って最初に自分が歌う曲です。最初はまだ、声帯が歌う状態になっていないので、最初に選ぶ曲は自分が楽に歌える曲にしてみるといいと思います。喉の準備運動のようなものです。最初から飛ばすと、中盤で喉がキツくなり、無理やり歌う状態になってピッチがめちゃくちゃになりやすいです。
長々と書いてしまって申し訳ありません。ただ私も中学くらいの時は歌が下手で(今でもまだまだですが)、歌が好きなのにカラオケが若干トラウマになったりしてました(笑)。なので、みみさんが少しでも歌が上手くなって、自信を持って楽しくお友達とカラオケに行ければいいなと思ってお話させて頂きました。 大丈夫、自分で音痴と自覚しておられるのならば必ず上手くなります。少しずつ少しずつ、上手くなっていきましょ!
参考になれば幸いですm(__)m |