NO.665660 ・ぐったり侍さん(男性/29歳) 2011/02/11 03:40:02
|
日本の場合、ヤクザの刺青があるように、「刺青を入れる」ことが度胸や根性の強さを示すと共に、周囲に対する威嚇や暴力的な権威を誇るアンダーグラウンドの社会が事実としてあるわけです。 だから、「刺青」というものそのものが、「他人を脅す」という役割を持ってしまっているんです。 これは、刺青を入れた本人の考え方や意思とは無関係です。
そして、刺青というのは基本的には消せないもの(不可能では在りませんが)であるわけですから、そこによほど深い信仰、思想、目的がなければ、取り返しの付かない行為を安易にしてしまう人、と評価されるわけです。 だから、「ファッションで軽い気持ちならやめなさい!」というのは、ごく当たり前の発想です。 ファッションで良いならシールで良いんですから。 逆に言えば、そこに確かな信念があるなら、そりゃ人の自由だと思います。 が、ならば「評価」は甘んじて受け入れるべきです。
そもそも日本人に限ったことではなく、世界を考えても、目に付く範囲にタトゥーを入れるビジネスマンがまずいないということも、上記のようなことが理由にあります。
「タトゥーを入れたから悪い」なんてことはありません。 「タトゥーを入れるのはアホ」なんてことも、もちろんありません。 が、 「タトゥーを見せる、持ち込むことで萎縮や恐怖を与えること」は悪いですし、 「タトゥーを入れることによる影響を考慮してない」ならアホなんです。
つまり、タトゥーそのものの是非が「善悪の問題」になるわけじゃなく、 タトゥーを相手に見せることになることが「礼節の問題」になるということだと思われます。
刺青をシールだと思えばわかりやすいですよ。 例えば繁華街でファッションとしてべたべたつけてるならそういう趣味嗜好ってだけですが、 その格好のまま会社にいったりビジネスや社交として人とコミュニケーションをとろうとしてたら、相手からどんな風に思われるか、想像に難くないでしょう。
だから、「礼節」なのです。 |