NO.793441 ・理想ちゃんさん(女性/20歳) 2012/09/10 02:51:20
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まず、自殺はやめてください。わたしはそれの話が嫌いです。
とはいっても、わたしは中学一年生のときに自殺しようとしてみて、失敗した身分です。
重い身体障碍が残りました。たとえば頸の骨が折れたままです。脚の長さが左右で違っています。そのほか身体中切ったり縫ったり貼ったりした、いろんな模様がついています。
でも絶対に「自殺しなければよかった」なんて反省やら後悔やらはしません。
ハンディキャップが欲しかったわけではないけれど、もう今さら取り返しのつくことではないし、それはそれでよかったと思っています。
丸10ヶ月入院しました。
退院してから半年間ぐらい学校に行ったけれど、そのあと不登校になりました。もともと自殺するような、メンタルの繊細な子どもだったのです。母子家庭でしたが、父が失踪した理由を知らされていなくて、ストレスが溜まっていました。
学校では、今思い返せばいじめとしかいえないことをされていました。男子がおかしなあだ名で呼んだり、どうでもいいひとが告白してきてつきまとったり、それを見て冷やかしたり、話しかけても無視したり。父がいなかったこともありますが、中学時代のこの経験も一因で、わたしは男のひとが嫌いです。
勉強だけはどうしてか得意だったので、高校に進学しました。毎日格ゲ三昧でしたが、合格しました。しかしメンヘルで入院して留年し、二年めは身体の病気で学校に行けなくなり、結局中退しました。
そのうち母が再婚しました。継父は最低の下衆でした。いつも酔っていて、母を怒鳴りつけ、暴力を振るっていました。
わたしはそれが嫌で、必死にアルバイトをして、ご飯を切り詰めせっせと貯金して、ついに独立しました。
シンデレラではありません。大した成功はしていません。心にも身体にも後遺症があります。
残酷な話だけれど、裏切られてきた経験が、今確かにわたしを支えています。
誰にも期待しないで、自分だけを頼って、そりゃあもちろん誰かの力もあったのでしょうが、意思を強く持って、手に入れた現在は本当に貴いと思います。
ご飯を食べる習慣が何年もなかったから、わたしは今でも料理ができないけれど、洗濯が好きです。そんな幸福を見つけました。
心のほうはもう見切りをつけて精神科には通わないけれど、今でも身体の定期検診に通っています。骨折したところが痛むから、クスリも必要です。大好きな仕事に就いているものの、この先いつまでも働けるはずはありません。
わたしも、カラダを売るなら死んだほうがましだと思って、継父に媚びませんでした。だいたいわたしのカラダは傷ものだから売れっこありませんし。
身体が不自由で、高校を出ていなくて、家族がいないけれど、わたしは生きることがとても楽しいです。
選んで生きています。
長くなりましたが、あなたがぜんぜん死ぬべきでないことが伝わるといいです。
あなたの経験が、あなたの将来を作ります。わたしはもしかしたらとても運がいいだけで、わたしの努力の成果ではないのかもしれないけれど、耐えたから、達したのだと思っています。
ではおやすみなさい。 |