NO.904925
･旅人さん(男性/19歳)
2015/11/23 22:08:42
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補足として
従兄弟は(4)、
友達の女の子は(5〜6)というような年齢です。
恋など知らないふたりです。
純粋な遊び友達でした。
ふたりに今その瞬間はとても貴重なんだと教えられず、胸が騒いで何も言えなかった。
異性とも分け隔てなく接する事ができた子供だった僕(自分から誘いはしない)。
小学校五年生だったか、四年生だったかの時
ちょうど同じゲームで遊んでいた女の子の友達がいた。
僕はその子の事をあまり深く気にしていなかった。
他の子より遊びやすいなぁぐらいにしか思っていなかった。
その子に恋はしていなかった。
はっきりいってタイプではなかったのだ。
しかし、ちらほらとその子が僕を好きらしいとの噂が耳に入った。
僕は鈍感なようで嬉しいのだけど、その言葉が信じられなかった。
一緒に遊んでいたのでよく知っているが、そんな素振りが一切ないのでそんなわけないだろうと思っていた。
だから、聞くたびに「間違っている」「大袈裟に言っている」「嘘くさい」と思っていた。
何度も好きらしい話を聞いたのだが、僕は一切信じなかった。
今さらながら、よくそこまで疑ったもんだと思う。
さて、バレンタインデーが近づくにつれ、僕を好きな女の子とその友達がざわざわしだしたような記憶がある。
僕もさすがにわかる。「まさか、貰えるのでは…？」
去年まで自分に関係のないイベントだったので、激しい胸騒ぎがした思い出がある。
今でも覚えている。金曜日だった。
いつも平日遊んでいたから、平日なら遊ぶ約束をする。
ギリギリ金曜日は平日だった。
まさか、まさか、まさか、まさかでおかしくなりそうだった。
そして木曜日くらいに、「明日、遊べる？」だかなんだか聞かれて心は「うわ、本当にキターーーーー」というふうに叫んでいた。
僕はシャイだ。好きな人に好きだと伝えるか知られる事を考えると心臓が張り裂けそうなほど恥ずかしい。
また逆も同じで好きだと言われたり、伝えられたりするのも心臓が張り裂けそうなぐらいに恥ずかしい。
僕は学校が終わりパニックになって家で待っていた。
もう言葉にしてしまおう！チョコを俺は貰うんだ！
僕は彼女を傷つけまいとプレッシャーを感じていた。
今、思えば上で書いた通り僕は彼女を好きでなかったがチョコを貰える経験はしたかったそれがとても後ろめたかったのだろう。
さて、彼女が来た。
ここまでは僕の想像だ。
チョコなんてなくて普通に遊びに来ただけかもしああああああああ！！
少ししたらチョコだしてきたよ、オイ！！！！
手作りかと思ったら見たことないキンキラの箱に入った立派なやつだったよ！！！！
僕は免疫がないのでこういう事されると嬉しいを通り越してしまうんだ。
僕は彼女が僕を好きな事を信じていなかった。
一段階目はチョコを持ってきたとの発表だ。
そこで、好意の有無を確認した。
しかし、二段階目のキンキラで僕は申し訳なさと驚きで胸がえぐられるようにズキンと痛んだ。
僕は悟ったよ。
この女の子、僕の事を大好きである！！！
心を込めてチョコを選んできている！！！
そして、僕は生涯ではっきり具体的に目に見える形で愛情を表現されたのは初めてだったのでとても緊張してしまった。
別に嫌いではなかったのだけれど、僕は好意を受け止めきれずその日から接する事に気まづさを感じて遊べなくなった。
たぶん、それっきり遊ばなくなった。
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