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TOP > 家庭の悩み > 私のことを忘れた認知症の祖母に伝えたい…

家庭の悩み

投稿情報 内容
NO.190517 私のことを忘れた認知症の祖母に伝えたい…
･もかさん(女性/21歳)
2016/06/06 14:04:08
 どうか聞いてください。

私には祖母がいます。
というより、その祖母しかいませんでした。
もうひとりの祖母も、祖父も、私が生まれるより先に亡くなっていました。
私にとってたったひとりのおばあちゃんでした。

祖母は遠くに住んでいて、簡単に会いに行ける距離ではありません。
祖母は親戚の人と2人でずっと長い間暮らしていて、今もその親戚の人に介護をしてもらう日々だそうです。

小さい頃はよくしてもらっていました。
しかし、中学生、高校生、大学へ…となるうちに、兄弟もいる我が家も忙しくなり、祖母に会いに行く事がめっきりなくなってしまいました。

数年前、祖母が入院したと聞いて、家族で会いに行きました。
ベッドに腰掛けてる祖母は不健康に痩せ、全く話さず、笑ってもくれませんでした。

実は私には、祖母に謝りたいことがあったのですが、照れてしまったり、タイミングがなかったり、小学生の頃からずっと伝えずじまいでした。

その一年後、老人ホームに近いおうちに引越したと聞いたので、また会いにいきました。
私の家族は家具などを見に買い物へ、私は新しい祖母のお家を掃除することになりました。
話せるチャンスだ！と思った私は掃除をしながら祖母に話しかけたり、祖母のお世話をしてタイミングを見て話そうとしたのですが、｢どうしてあなたは買い物いかないの？｣｢掃除なんてしないで｣と繰り返され、結局言えず……。

なんだかんだでもう帰る時間になってしまいました。帰る準備をしていると、その時、祖母が親戚の人に｢知らない女の子が掃除してたよ｣と言ったのを聞いてしまったのです。

とってもショックでした。何も話してくれなかったのも、笑ってくれなかったのも、私のことを忘れてしまったからだったんだ、と気づいた私に、家族は慌てて祖母の言葉を遮ってくれましたが、もちろん祖母にそんな状況が理解できるはずもないですよね。
大好きだったのに、と泣きそうになりました。でも泣いてしまうと祖母を混乱させてしまうと思い、｢もう帰るねおばあちゃん、私の名前はモカだよ、また会いにくるからその時もお話してくれる？｣と言いました。祖母は｢うん、またおいで｣と言ってくれました。

半年後、祖母の認知症はすすみ、私のことはおろか、自分はどんな人生を送ってきたのか、家族との思い出はどんなだったか……など、どんどん忘れていました。

もちろん半年前に話した私のことも覚えていませんでした。
｢おばあちゃんって子供はいるの？｣と聞くと｢いるよ｣と答えましたが、｢孫が誰のことかわかる？｣と聞くと｢孫はいない…いるかもしれないけど会ったことなんてない｣と答えました。
｢ずっと会ってなかったからわすれちゃった？私が孫だよ｣といっても、｢そう……｣と落ち着いた感じでした。
というより、孫とはどんな意味かももうわからないようでした。

そこからまたしばらく会っていません。
来週、会いに行く予定です。
私が幼稚園のころ、迎えに来てくれたおばあちゃんを｢嫌い！｣と言って母に泣きついてずっと無視してごめんなさい。って、言いたかったのに。
そんなこと言った覚えはないけど、でも確かに母は、私は祖母を嫌っていたと言っていました。
おばあちゃんは何も悪くないのに。
ずっと謝りたかったのに。もう全部忘れちゃったんだろうな。と思うと、もう祖母に会いたくなくなってきました。

今の祖母はきっと、自分は何のために生きてきて、何のために生きているのか、もうなんにも分からないまま何も無い毎日を過ごしているんだと思います。
でもやっぱり、祖母に謝りたい。
きっと泣いちゃうし、困らせるかもしれない。どうしたらいいのかわからない。
また知らない女の子が来て不安にさせるかもしれない。でももう会えないかもしれない。

いろんな葛藤があって、投稿させてもらいました。

読んでくださってありがとうございました。
私はどうしたらよいのでしょうか……。

投稿を締め切りました。




投稿情報 内容
NO.911888
･もかさん(女性/21歳)
2016/06/13 09:00:47
 会いに来ました。
｢会いに来たよ、久しぶり！｣と声をかけると、おばあちゃんがこっちをみて｢もかちゃん。｣と言ってくれました。
家族みんな、びっくりしていました。もちろんわたしも。すごくびっくりして、すごく嬉しかったです。ほんとうに…

一番に私のことを忘れてしまったと思っていたのに、何ヶ月も前なのに、この前遊びに来た時にお話したことを覚えててくれていて、涙がでそうになりました。

それでも、手をとってあげないともう歩くこともできないし、会話したそうにしているけれど、もう言葉が出ない様子だし、寝たり起きたり繰り返しているけれど、とってもとっても痩せてしまったけれど、元気にごはんを食べていて、安心しました。

会いに来て、今、1晩たちました。

さっき、たまたま2人になる時間が少しあって、話して来ました。

私が小さい頃、おばあちゃんがね。幼稚園バスの帰りのお迎えに来てくれたの。でも私ったら自分勝手で、おばあちゃんを無視してしまったの。覚えてないよね。私も覚えてないの。でもホントのことなの、だからゴメンね。もう気にしてない？

途中涙ぐんでしまったけど、ちゃんと目を見て言えました。
おばあちゃんはすごく戸惑ってしまって、慌てさせてしまったけれど、

もう介護施設にリハビリに行くんだね。いってらっしゃい気をつけてね、また遊びにくるから一緒にごはん食べようね。
と付け加えると｢うん…おいしかったね、またね｣といってくれました。

前よりもずっと、言葉も出ず、会話もすごく時間がかかるし、うん、とかしか言わなくなってしまったけど、その時はハッキリ、おいしかったねって言ってくれました。

私たちもこれからおうちに帰ります。
話せてよかった。みなさんありがとうございました…

投稿情報 内容
NO.911834
･満月さん(女性/63歳)
2016/06/11 12:32:16
 あなたが沢山の回答をどう受け取ったかが気になってのぞいてみました。
ちょっと違うかな＾＾；

おばあちゃんは決して、自分の意思であなたたちを忘れようと思ったわけではありませんよ。
言うなれば天の配慮ということでしょうか。
生き物であれば人間に限らずいつかは生を終える日がきますが、色んな感情を持つ人間にとっては、この世とお別れするときに沢山の愛とお別れすることになります。
あなたのおばあちゃんのように生きることを精一杯頑張って、みんなに愛された人ほど、この世とお別れすることが辛くなることでしょう。
だから今は自然に少しずつ忘れていくのです。

それでも魂に刻まれた記憶はなくなることはありません。

そこには沢山の愛があり、もちろんあなたへの愛もあることでしょう。
可愛い孫が幼いときに言った言葉など些細なことです。
とっくに許しているというか、気にもとめておられないことでしょう。

それでもあなたの気が済まないなら「ごめんなさい」とおばあちゃんに言えばきっとおばあちゃんは、あなたの「罪の意識」を受け取ってくださると思いますよ。たとえ言えなくても、あなたのおばあちゃんは意識の奥底で分かってくれていますよ。

明日笑顔でおばあちゃんに会ってあげて下さいね。
いってらっしゃい＾＾

投稿情報 内容
NO.911825
･もかさん(女性/21歳)
2016/06/11 06:45:40
 みなさん、ご返信ありがとうございます、読んでいていろいろ思う事が溢れてきて、たくさん泣いてしまいました。
とうとう明日、祖母に会う日になっています。
タイミングをみて、言えそうならサラッと重くならないようにだけでも言ってみようとおもいます。ダメそうなら…その時はかんがえます。私よりも、おばあちゃんのことを優先したいから。

私たちを置いていってしまうのが悲しすぎるから、思い出も自分の人生もなにもかも、忘れてしまうことにしたんだね…
ひどいよ、とっても悲しい。何度も泣いたんだよ。もうあの時のおばあちゃんには会えないんだもん。私たちともう会う必要はないって思ったってことなんでしょ…。
でもおばあちゃんはこれまでずっと、お家のこともお仕事もたくさん頑張ってきたって知ってるから、そうすることでおばあちゃんが幸せになれるなら、私は許すよ。だから、お願いします。私のことも許してください。

投稿情報 内容
NO.911688
･ナマスカール港さん(女性/33歳)
2016/06/07 14:45:02
 期待は、捨てなさい
地蔵様と思って話す事ですね
別人になって謝るのもよし

投稿情報 内容
NO.911664
･ナインさん(男性/99歳)
2016/06/06 23:20:18
 まあ、今現在の状況を悲しんで捉えているだろうが“別の見方”をしてみろ。

俺は「人にとって病いは必然」と考えている。「老い」ももちろんだ。
産まれて成長して老いて死ぬのが当然のことであるし、それこそが「人生」ってやつだ。

だから老化にまつわる病いはもちろん、成長期にある病いやケガであっても“必要性があってその人間に訪れる”と解釈している。

例えば、おっちょこちょいな野郎が石に蹴つまずいてケガをしたなら「日頃から落ちつけ」というサイン。家に篭りすぎて自責ばかりして鬱病になったなら「外に出て自分とではなく他人と戦え」というサインという具合にな。

そうやって人は生涯でたくさんのことを学ぶ。
病いやケガやトラブルという“生きるための弊害”によって、人はより良く生きて、そしてより良く死んでいくためにな。


そうやって考えてみると分かるだろ。

孫の顔が思い出せない、孫が何かも分からないという婆さんの状態も、つまりは言葉の意味も家族の存在も何もかもを忘れていくことに「その人の人生の意味」を考えて当てはめるものではないってこと。

ようするに、誰からも賞賛されるモノを発明しただとか、良い会社に入って良い給料貰ったとか、そういった何か具体的な結果を残すことだけが人生の価値ではないってことだ。

婆さんは婆さんなりに様々な経験をして様々な「自分への生きるための教訓」を得てきている。その時に必要なものをその時に獲得してきたという自分だけの生きる価値だ。


そして、婆さんはそれを今“忘れなければならない状態”ということだけ。
坊さんに言わせれば、他界して成仏をするために、生前の執着だの欲だのそういった“成仏の邪魔になるもん”を取っ払うための老化であり痴呆（認知症）だ。「私の財産は」だの「娘がかわいそうで」だの、いらんことをやたらこだわっていてはスムースな成仏なんぞ出来んからな。

つーわけで、認知症の人間を介抱する側の家族はよっぽど大変だろうし、また、その人間のことを大好きな家族にとってはツラい時間だろうが、婆さん自身にとって現状は「必要なこと」だ。彼女が苦労した生涯に幕を下ろして旅立つために忘れることは重要だ。逆にボケずに老化して死ぬってほうが本人からすりゃ残酷な話になるってな。


昔のことで婆さんに謝りたいなら会ったときにキチンと謝っておきな。
それを婆さん自身が“表面上”で理解するかそうかなんぞまるで関係ないことだ。だって認知症だからな。ただし、認知症だろうが植物人間だろうが人と人とは心で通じあえる。なんでかって言われても説明すると面倒なので省くけどな。

きみが不安で泣こうがわめこうが構わんだろ。それこそ、きみ自身の人生にとっての意味ある出来事になるはずだ。そして、その姿を見ることに婆さんにも何らかの意義があるはずだ。

自分の人生も他人の人生も前向きに考えろ。自分の悲しさに苛まれすぎると何も得られない人生になるぞ。優しい人間ほど頑張るもんだ。

投稿情報 内容
NO.911654
･優しい時間さん(男性/58歳)
2016/06/06 18:50:13
 貴女の投稿を読んでいるうちに涙が出ました。。。

貴女は実にいい子（孫）だね？。

貴女は遠い過去の自責観に苛まれ、おばあ様が存命中に謝罪したかった。

でも、おばあ様は、貴女の存在すら認知できないほどの痴呆症。

もかさん？・・・それでも、貴女は心に悔いて謝りたかった。

それでいんですよ。

事実はおばあ様に通じてなくても、貴女は救われています。
そう貴女が自覚なされてるだけで。

自分自身を責めて、思考をふくらませその悩みの雪だるまをつくらないこと。

もういいんだよ。。。もかさんはすでに救われています。
無理なことにクヨクヨ悩まない。。。
そこからは「心の平和」は見つけ出せないから。

人の為に何かをしてあげたい。。。それはね、相手に伝わろうがなかろうが貴女がしてあげたかったとうだけでいいんですよ。
貴女が「惻隠」でもってしていることに本当の意味があるんだから。

大丈夫だからね。。。
これからも貴女の「その」こころでおばあ様を労ってあげてください。

そこに本当のこころの浄化があるものだから。
自分のこころに限界を作らないで、広いこころで生きてください。

おばあ様にはもうそのような貴女を理解出来る能力はないともいえますが、
誰が見たって、貴女は「可愛い素敵なお孫さん」だから。

それは天には届いているものだよ。

元気出すんだよ。もう泣かないでね。/笑顔

投稿情報 内容
NO.911653
･満月さん(女性/63歳)
2016/06/06 18:10:30
 来週会いにいくのなら、もしチャンスがあれば、おばあちゃんに話しかけてみたらどうですか？
手を握っておばあちゃんの目線にあわせて話しかけるのです。
ゆっくり「おばあちゃんは忘れたかもしれないけど私は孫のもかだよ」
「小さい頃におばあちゃんのこと嫌いなんていってごめんね。ほんとうは大好きだよ」などと言ってみたらどうでしょう。

奇跡がおきてあなたの言うことが分かるかもしれませんし、もし分からないにしてもおばあちゃんの魂には届くと思いますよ。
そしてあなたの気もすむことでしょう。

おばあちゃんは、この世とお別れする準備をしているのです。
もし何もかも覚えていたら、みんなとお別れすることが悲しすぎるからです。

本当は心配しなくても、あなたが嫌いと言ったからといって、おばあちゃんは何とも思っていませんよ。＾＾
なぜなら子供とはそういうものだとおばあちゃんは知っているからです。
おばあちゃんもあなたの親の親です。
子供を育てたことがある人なら、子供は時としてそんなことを言うことがあると分かっているからです。
そしてそんな些細なことを忘れるくらい、あなたから可愛さを受け取ってこられたことでしょう。

「ごめんなさい」を言えない事があなたの心に残っているのなら、おばあちゃんの所へ行って、その言葉をおばあちゃんに受け取ってもらえばいいと思います。
きっとおばあちゃんの魂はあなたの言葉を受け取ってくれると思いますよ。
大丈夫。＾＾





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