NO.100585
･エースさん(男性/40歳)
2006/10/08 21:14:28
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放射性降下物(ﾌｫｰﾙｱｳﾄ)について…地表面または水面における核爆発では、大量の土や水が火球の熱で蒸発し放射性の雲になって上昇する。この物質は凝縮する時に核分裂生成物やその他放射化した物質と結合する。大きい粒子は成層圏まで上昇しないので、局地的な降下物としておよそ24時間以内に地表に沈降する。広島や長崎で使用された核爆弾の場合、木造家屋や草木等の有機物が多い環境で爆発した為、核爆発によって直接および二次的に発生する火災等により間接的に多量の煤(すす)が生じ、これらを含む粒子が核爆発や火災によって生じた気流の乱れから発生した局地的な降雨と共に地表に降り注いだ。これがいわゆる「黒い雨」である。もし、冬に北陸や東北等の寒い地方に核爆弾が落とされていたら黒い「雪」になる。この「雨や雪」は爆風や熱線の被害を受けなかった(主に風下)地域に降り注ぎ、広範囲に渡り深刻な放射能汚染をもたらす。因みに水面爆発の場合、粒子は大部分が水分を含んだ海の塩で構成される為、1954年に行なわれたﾋﾞｷﾆ環礁における水素爆弾の実験では「霧」が発生している。また、地下爆発や水中爆発でもﾍﾞｰｽｻｰｼﾞと呼ばれる現象が発生する。 |
