NO.117094
･dream of loveさん(男性/127歳)
2006/11/24 01:23:33
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若者の間で流行している度の入っていないカラーコンタクトレンズは、装着
後に眼障害を起こす恐れのあることが2月3日、国民生活センターの商品テス
トで分かった。レンズの色素が溶け出したりするものもあり、同センターは
「安全性や品質に問題のあるものがみられた」として、安易な使用を控える
よう呼びかけている。
度の入っていないカラーコンタクトは、ファッション用としてインターネッ
ト通販やディスカウントショップなどで販売されている。「黒目を大きく見
せる」「洋服と合わせるとオシャレ」などのキャッチコピーで黒、茶、赤、
黄など様々な色のレンズが登場している。芸能人がファッションとして装着
することもあり、高校生や大学生を中心に流行しているという。
しかし、視力補正を目的としたコンタクトレンズが「高度管理医療器」に分
類されているのに対し、カラーコンタクトは薬事法の適用を受けず、安全性
が保証されていない。
全国の消費生活センターには「エステで目が大きく見えるコンタクトレンズ
を買ったが、目の炎症を起こして使えなくなった」「ディスカウントストア
でカラーコンタクトレンズを購入し、装着した娘の目に傷がついた」などの
危害情報も寄せられている。
事態を重くみた国民生活センターは昨年８〜１２月、インターネットで購入
できるカラーコンタクト１０銘柄の商品テストを実施し、安全性や品質につ
いて調査した。
体の細胞に毒性を示すかどうかを調べるテストでは、レンズ抽出液を用いて
評価した結果、２銘柄で眼の粘膜を刺激する恐れのあることが確認され、安
全上の問題が指摘された。
カラーコンタクトから色素が溶出するかを調べたところ、青系、茶系、紫系、
赤系のレンズそれぞれ１銘柄の合計４銘柄で色素溶出が確認された。このう
ち３銘柄からは、色素の原料として使われていたと思われるチタンやアルミ
ニウムが溶け出していた。
細胞毒性が確認されなかった８銘柄について、装着テストを実施した結果、
６銘柄で角膜の表面の細胞が死んで細かい傷がつく「点状表層角膜症」が起
きた。そのうちの５銘柄では眼に痛みを感じるなどの自覚症状を伴っていた。
また、カラーコンタクトを装着するとレンズの厚さやゆがみなどの影響を受
け、裸眼時よりも視力が大幅に低下する恐れがあった。夜間視力や動体視力
も低下する場合があり、夜間に車の運転をすると危険を伴うことがわかった。
カラーコンタクトを使用している大学生８０人へのアンケート調査では、ア
レルギーや眼の傷などで病院に行った人が６・３％、病院には行かなかった
が眼の乾きや痛み、充血などの症状で調子が悪くなった人が３２・５％と、
約４割が何らかの不具合を感じていた。
同センターは、厚生労働省などに、安全性の観点からガイドラインの策定や
品質上問題のある商品が出回らないよう要望するとともに、「カラーコンタ
クトを使用して角膜潰瘍や角膜浸潤などの重度な眼障害が起きている。視力
補正以外の目的で安易に使用しないほうがよい」と注意を呼びかけた。
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