NO.370624
･ユキさん(女性/24歳)
2008/10/25 01:24:09
|
こんにちは。私はLISAさんのお嬢さんと年齢が近いですね。
「出て行け」は、売り言葉に買い言葉だとは思います。LISAさんはお嬢さんがいなくなればいいなんて本当に思っているわけではないですよね？
でも、共にあることを拒絶するような言葉は、発してはいけないです。家に寄りつかないという時期は私にもありました。
口論になるとき、頭ごなしにお嬢さんを叱ったり否定してはいませんか？LISAさんはお嬢さんより長く生きています。お嬢さんよりたくさんのことを知っています。でもお嬢さんはどれだけ時間がたってもLISAさんより少ない人生しか持ち得ません。LISAさんより多くを知ることはありません。それを理解してあげられていますか？
私はそんな母が許せず、同じ愛で愛し合えないことがたまらず、親不孝ばかりしていました。経験が違うんだから愛情の形が違うのは当然なのにね。そして母も私も気性が荒いので(ホント闘牛みたいなカンジです笑)毎度「またほっつき歩いてフザけんな何様だ！！」と電話してくる母親、「うるせーよほっつき歩きてーんだよ！！」と怒鳴り返す私、まさに売り言葉に買い言葉でした。っていうか二度目以降は出なかったり電源切っても一度目はちゃんと出てる律儀な私？笑
私はさんざん荒れ、母は根気よく私に腹を立て、話をしても相容れず、毎度毎度の大喧嘩、この人とはもう無理だと思っていました。
しかしある時いつものように電話が来、いつものように罵詈雑言。しかししばらくの沈黙ののち、何を思ったのか母はいきなり「パプリカで綺麗なサラダ作ったんだけど見に来れば」と言いました。「知らねーよ、ピーマン嫌いだよ」とコントっぽいけどその時の私は本気で腹を立てて一蹴しました。が「ピーマンじゃないから。甘くて本当においしいから食べてみな」と粘る母。何なんだよとうんざりして黙っていると、母は私の返答を待たず一人で
「…」「ねえユキ」「帰っておいで」「待ってるからね」「ね？」
ゆっくりとそう言いました。何ホザきやがんだと思いました。私は答えませんでした。嗚咽で答えられなかったからです。私たちは愛し合っていると、心底そう思いました。
母親は最後の砦です。私は何もかも自分で壊して失っていました。反抗する人間というのはそういうものではないかと思います。
どうかお嬢さんに「出て行け」なんて言って、あなたまで失わせないで下さい。何があっても最後にはここに帰ってくる運命なんだよあんたは、という強い愛情をお嬢さんに見せつけて下さい。 |
