NO.401624 ・猫の手さん(男性/43歳) 2008/12/29 10:32:51
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神様にも色々いますよね。キリスト教やイスラム教のような一神教。日本の神道やギリシャ神話、ローマ神話の神々。でも一神教と多神教では神様の役割は大きく違います。 例えばキリスト教の「モーゼの十戒」。五つまでは「神を信じよ」というないようですが残りの五つは人間としての規範、「姦淫するな、盗むな、殺すな」そういう内容です。つまり一神教の神様の仕事は「人間に人としての最低限のモラルを与え、野獣化させない」ことでありそのためには「全知全能」でなければなりません。 ところが多神教の神様はやたら人間くさい。気に入った美女とセックスしたいがために、白鳥に化身してまどろんでいる彼女に近づき一瞬ですませたとか、嫉妬して人間に戦争を始めさせたり、聖人君子の一神教の神様が聞いたらひっくり返りそうな方々ばかりです。(笑)彼ら神々の役割は一神教の神と違い、守護だけが仕事です。守り神。 では、神様と言えばこうした守り神しか持たなかった民族はすぐに「人としての最低限のモラルをなくし野獣化した」のでしょうか?答えはNO。 一神教の神様の役割は古代ローマ人たちは法律にもとめ、古代ギリシャ人たちは哲学に求めたのでした。 以上はある著作に書かれていたことですが、私もまったく同感です。
天国も地獄も、そして神様も法律も哲学も、先人たちが編み出した「人が人として生きる」ための道具に過ぎません。道具として活用することは良いことですが振り回されてはいけませんよね。 |